2008年度 保健・医療ブロック 本試験 大槻担当領域
以下の表について正しいのはどれか。1~3に答えよ。
1
a. D:肝障害 P:赤血球ハインツ小体
b. A:白血病, M:尿中蟻酸
c. O:尿中メチル馬尿酸 Q:尿中フェノール
d. B:頭痛めまい N:尿中馬尿酸
e. L:肺癌 X:喀痰細胞診
2
a. A:再生不良性貧血 C:狭心症様発作
b. E:多発神経炎 Q:尿中マンデル酸
c. I:肝血管肉腫 U:肝機能検査
d. J:溶血性貧血 V:脂肪内濃度測定
e. H:強皮症様皮膚 S:尿中トリクロロ酢酸定量
3
a. NとO:血中コリンエステラーゼ測定
b. すべて有機溶剤中毒予防規則で規定
c. 発がん物質はベンゼン,塩化ビニル,ベンジジン
d. A~Eの物質は大気の環境基準あり
e. Kは別名Monday morning attack
4 金属中毒と症候群の組み合わせで正しいのはどれか。
a. ヒ素 --------- Gardner症候群
b. 鉛 ----------- Korsakoff症候群
c. カドミウム --- Hunter-Russell症候群
d. ベリリウム --- Fanconi症候群
e. マンガン ----- Parkinson症候群
5 金属中毒について正しいのはどれか。
a. 網膜微細動脈瘤はアルシンガスで起こる。
b. 肺の肉芽腫はタリウムで起こる。
c. 鼻中隔穿孔はクロムとヒ素で起こる。
d. ヒ素の発がん性は代謝後の膀胱で最大となる。
e. クロムの発がん性は造血器で生じる。
6 金属中毒について正しいのはどれか。
a. マンガン中毒ではBowen病が生じる。
b. カドミウム中毒では尿の腐卵臭が特徴的である。
c. 無機水銀の症状に小脳性失調症がある。
d. 金属水銀の症状に企図振戦がある。
e. 金属熱は曝露直後に生じる。
7 図は関連する疾患の労災補償状況を示す。正しいのはどれか。
a. Aには工場近隣曝露症例は含まれない。
b. A・Bともに有機粉じんが原因となる。
c. A・Bともに喀痰中のアスベスト小体の検出で診断する。
d. Bの疾病の危険率は喫煙によっても変化しない。
e. A・Bともにこの補償は環境省による。
8 図は平成18年度の業務上疾病発生状況を示す。正しいのはどれか。
a. BとHがアスベストに関連する疾患である。
b. Cは災害性腰痛である。
c. Aが負傷に起因する疾病で,次に多いEがじん肺および合併症である。
d. D,F,G,Iは少ないが脳血管障害と精神障害に分類される疾病である。
e. EにはVDT作業に伴う健康障害や頸肩腕症候群が含まれる。
9 地域産業保健センターについて正しいのはどれか。
a. 対象は小規模事業所
b. 対象は常時労働者30人未満の事業所
c. 管轄は都道府県の首長
d. 都道府県(政令都市では区)で1箇所の設置
e. 医師が常勤
10 図は近年の精神障害等の労災認定状況を示す。正しいのはどれか。
a. Bは過労による脳血管疾患である。
b. A・Bの対策として過重労働者への医師による面接指導が法制化された。
c. Aは自殺以外のうつ病・心因反応などである。
d. A・Bに職場で対応するために,一般産業医と精神産業医の選任が法制化された。
e. Aの発生の指標を千人率という。
11 有毒ガス中毒について正しいのはどれか。
a. 慢性硫化水素中毒で視神経炎は特徴的である。
b. シアン化水素ではO2-が肺障害をもたらす。
c. 二酸化窒素では斑状歯が見られる。
d. 慢性CO中毒の症状に狭心症がある。
e. ホスゲン中毒では呼吸酵素のチトクロームオキシダーゼの阻害が生じる。
12 図は鉛中毒によるヘム合成障害を示す。正しいのはどれか。
a. A↑,B↓,C↑,D↑
b. A↑,B↓,C↓,D↑
c. A↑,B↑,C↑,D↑
d. A↓,B↓,C↓,D↓
e. A↓,B↑,C↑,D↓
13 産業医が専任される条件はどれか。
a. 有害業務300人以上
b. 一般業務500人以上
c. 有害業務500人以上
d. 有害業務1,000人以上
e. 一般業務2,000人以上
14 許容濃度について正しいのはどれか。
a. 一般環境にも適応できる。
b. 法的拘束力はない。
c. ほとんどは天井値で設定されている。
d. 作業管理の範疇である。
e. 厚生労働省が決めている。
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